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がん総合情報

 III期結腸がんの術後補助化学療法として,オキサリプラチン,5-FU,ホリナート併用のFOLFOX療法が標準治療の一つとして評価されています。EGFR抗体であるセツキシマブ(商品名アービタックス)はKRAS遺伝子変異がない進行大腸がんで予後改善効果などが報告されています。シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)で,III期結腸がん患者に対する術後補助療法の効果を検討するNO147試験のmFOLFOX療法に併用するセツキシマブの効果を評価した結果が報告されています。この試験では,当初,KRAS遺伝子変異状況を確認していませんでしたが,術後21-56日にKRAS遺伝子変異状況を測定するように変更され,今回のKRAS遺伝子野生型とKRAS遺伝子変異に分け,各々の結果を報告しています。これらの結果を抄録に基づいて2報まとめて紹介します。

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 進行非小細胞肺がんの1次療法として,カルボプラチンとパクリタキセル併用のCP療法療法が推奨されています。米国シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)で,進行非小細胞肺がん患者を対象として,CP療法とカルボプラチンとS-1(商品名ティーエスワン)の併用療法の効果を比較する日本で行われたランダム化比較試験(WJTOG3605試験)の中間解析結果が報告されています。抄録に基づいてこの結果を紹介します。

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 EGFR阻害薬は,ざ瘡様皮疹などの有害反応があり,そのような皮膚障害病巣に種々の感染が認められることが報告され,EGFR阻害薬の皮膚障害対策のガイドラインに,局所コルチコステロイドの塗布やドキシサイクリンやミノサイクリンなどのテトラサイクリン系の抗生物質の経口投与などが推奨されています。米国シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)で,エルロチニブ(商品名タルセバ)によるざ瘡様皮疹(毛嚢炎)に対するテトラサイクリン系抗生物質であるドキシサイクリンの予防効果を検討したランダム化比較試験結果が報告されています。この結果を抄録に基づいて紹介します。

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 ゲフィチニブ(商品名イレッサ)は,EGFR遺伝子変異のある非小細胞肺がんに効果的であることが知られていますが,エルロチニブ(商品名タルセバ)はEGFRチロシンキナーゼのATP結合部位への親和性が高いためか,効果発現には,必ずしもEGFR遺伝子変異は必要としないという研究報告があります。しかし,標準化学療法であるカルボプラチン,パクリタキセル併用療法とエルロチニブの併用効果を評価したランダム化第III相試験(TRIBUTE試験)で,エルロチニブの併用効果は認められていませんでしたが,サブグループ解析では,非喫煙例で,全生存期間,奏効率ともにエルロチニブ併用群が有意に良好であることが示されています。そこで,非喫煙または過去に少しだけ喫煙の経験のある進行非小細胞肺がん患者を対象として,エルロチニブ単独群(E群)とカルボプラチン,パクリタキセル併用療法にエルロチニブを併用した群(ECP群)の効果を比較し,あわせてEGFR遺伝子変異の影響を検討した第II相試験が行われ,その結果が米国臨床腫瘍学会(ASCO)で報告されていますので,抄録に基づいてその結果を紹介します。

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 米国シカゴで開催されていた第46回米国臨床腫瘍学会(ASCO)で興味ある研究成績が数多く報告されているようです。その中から,特に興味ある報告に関して,抄録に基づいて,紹介したいと思います。今回は,転移性非小細胞肺がん患者を対象として,標準治療のみを行った群と標準治療に加えて早期からの緩和ケアを行った群のQOL,心理的状況,生存期間に対する効果を比較したランダム化比較試験結果を紹介します。

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 米国でラパチニブ(商品名タイケルブ),欧州でトラスツズマブの適応拡大が承認されていますので,その情報を紹介します。

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 King Pharmaceuticals社は,2009年8月13日,持続的で,定時オピオイド鎮痛薬が必要な中等度から重度の痛みの治療薬として,塩酸ナルトレキソンを含む硫酸モルヒネの徐放製剤(商品名Embeda)がFDAより承認を受けたと発表しています。

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 Bayer HealthCare Pharmaceuticals社とOnyx Pharmaceuticals社は,7月22日,HER-2陰性の進行(転移性)乳がん患者229例を対象とするカペシタビン(商品名ゼローダ)とソラフェニブ(商品名ネクサバール)の併用群とカペシタビンとプラセボ併用群の効果を評価するプラセボ比較,二重盲検,ランダム化第II相試験で,主要評価項目である無増悪生存期間の有意な延長が確認されたと発表しています。

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 上皮増殖因子受容体(EGFR)抗体であるセツキシマブ(商品名アービタックス)やパニツムマブ(商品名Vectibix )は転移がある大腸がん治療薬として承認されていますが,KRAS遺伝子変異やBRAS遺伝子変異がある例には効果が期待できないことが報告されています。

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 新型インフルエンザA(H1N1)が流行し,世界保健機関(WHO)はパンデミック(警戒レベル・フェイズ6)としています。日本でも,暑くなるにつれて,落ち着くだろうと予測していましたが,患者数は増加し続けています。
 WHOでは,インフルエンザA(H1N1)感染または疑われる患者の治療にあたる世界の医療専門職に向けて,患者ケアの際のチェックリストを作成し,公開しています。このチェックリストは現在評価中で,より使いやすくするため改訂がなされる予定とのことですが,これらからの患者ケアに重要と思いますので,紹介することにしました。

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