がん総合情報

 ゾレドロネート(商品名ゾメタ)は,破骨細胞を介する骨吸収を阻害することにより種々の作用を示します。日本では,高カルシウム血症,骨転移痛に認可されていますが,米国では,1年に1回の静脈内投与で,骨粗鬆症治療薬(商品名Reclast),Paget病治療薬などとして承認されています。
 2007年4月から2009年2月17日までに,FDAの有害事象報告システム(AERS)で市販後調査として,ゾレドロネート投与に関連する腎機能障害や腎不全が24例報告され,それらの報告から,ゾレドロネート投与に際しての注意が喚起されています。

...続きを読む

 切除不能大腸がん患者に対しては,オキサリプラチン(商品名エルプラット),5-FU,ホリナート併用のFOLFOX療法が標準治療と考えられていますが,オキサリプラチンの感覚末梢神経障害のため,時に治療を中断しなければならなくなります。オキサリプラチンの末梢神経障害の予防治療として,種々の試みが行われています。昨年(2008年)の米国臨床腫瘍学会(ASCO)で,プラセボ比較ランダム化比較試験(N04C7試験)の結果,カルシウムとマグネシウム(Ca/Mg)の静脈内投与がオキサリプラチンの末梢神経障害を予防することが確認されていましたが,その試験のさらなる解析結果が,今年のASCOでも報告されたようです。

...続きを読む

 1月8日の毎日新聞に,厚生労働省は来年度,発売された医薬品の副作用の原因を分析し,安全対策を検討する体制を強化する方針を固めたという記事が掲載されています。

...続きを読む

 骨粗鬆症治療薬として,アレンドロネート(商品名フォサマック),リセドロネート(商品名アクトネル)などの経口ビスホスフォネート製剤が使用されていますが,New England Journal of Medicine誌の1月1日号に,FDAの担当者が,経口ビスフォスフォネート製剤を投与した例に食道がんのリスクが増加する可能性を指摘し,注意を喚起しています。

...続きを読む

GlaxoSmithKline社は,11月20日,血小板減少が認められる慢性特発性血小板減少性紫斑病(ITP)患者の治療薬として,Eletrombopag(商品名Promacta)を米国FDAは迅速承認を約したと発表しました。

...続きを読む

血管内皮増殖因子(VEGF)のモノクロナル抗体ベバシズマブ(商品名アバスチン)の全例調査の中間集計が公開されていますので簡単に紹介します。

...続きを読む

 パロノセトロンは,セロトニン(5HT3)受容体への親和性が強い5HT3受容体拮抗薬として知られていますが,そのために化学療法による遅延性嘔吐に対する予防効果も期待され,日本では,承認申請中です。

...続きを読む

 欧州医薬品審査庁(EMEA)は,6月26日,エポエチンを含む製剤の製品情報に新たな警告として「がん患者の貧血を改善する好ましい方法は輸血である」付け加えることを推奨したと発表しました。

...続きを読む

 チオ硫酸ナトリウムは新薬とは言えないのですが,チオ硫酸ナトリウムは,シスプラチンの血管外漏出の中和薬として効果的であることが知られています。

...続きを読む

 貧血が認められるがん患者にエリスロポエチン製剤の投与することで,血栓塞栓症や心不全のリスクが増加するだけでなく,腫瘍の増悪の可能性が問題になっており,各種ガイドラインの変更や添付文書の警告が追加されたりしています。

...続きを読む