がん総合情報

欧州医薬品審査庁(EMEA)の医薬品の科学的評価を担当する医薬品委員会(CHMP)は,11月22日,Bristol-Myers Squibb社の新規微小管阻害薬イクサベピロン(商品名Ixempra)の乳癌治療薬としての承認を支持しないと発表しました。

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 ソラフェニブ(商品名ネクサバール)は,血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)-1,-2,-3,血小板由来増殖因子受容体 (PDGFR)やRafのキナーゼを阻害するマルチキナーゼ阻害薬と知られ,進行腎細胞がん治療薬として発売されています。非小細胞肺がんに関して,カルボプラチンとパクリタキセル併用化学療法にソラフェニブを併用する治療法を評価する第III相試験(ESCAPE試験)が行われていましたが,ソラフェニブ併用群に死亡例が多く認められたことから,この試験は中止されていました。米国シカゴで開催された胸部腫瘍に関するシンポジウム(2008 Chicago Multidisciplinary Symposium in Thoracic Oncology)でこの試験結果が報告されていますので,紹介します。

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 AstraZeneca社は,11月19日,血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)と上皮増殖因子受容体(EGFR)の2つのチロシンキナーゼを阻害するバンデタニブ(商品名Zactima)が第III相試験で良好な結果が得られたと発表しています。

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Amgen社と武田薬品工業(株)は,11月20日,共同開発しているモテサニブ(開発名AMG706)の非小細胞肺がんに対する第III相試験を安全性の懸念から独立データモニタリング委員会の推奨に従い,一時患者登録を中止すると発表しています。

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米国シカゴで開催された胸部腫瘍に関するシンポジウム(2008 Chicago Multidisciplinary Symposium in Thoracic Oncology)で,ある条件で選択された進行非小細胞肺がんの1次療法として,ゲフィチニブ(商品名イレッサ)単独投与群とカルボプラチンとパクリタキセルの併用化学療法を比較した汎アジア(日本も参加)のランダム化第III相試験(IPASS試験)結果が発表されています。

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 11月12日の英国の新聞Times誌のオンライン版に,「Chemotherapy can do more harm than good, study suggests」というタイトルの記事が掲載されています。この記事は,かなり進行したがん患者に対する化学療法の危険性を示唆した英国NCEPOD (National Confidential Enquiry into Patient Outcome and Death) の報告書の紹介記事です。

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アルゴリズム方式のがん診療ガイドラインを作成している米国NCCN(National Comprehensive Cancer Network) が,11月3日,大腸がんのガイドラインの改訂を行ったと発表しています。

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 Genentech社とOSI Pharmaceuticals社は,11月6日,プラチナ製剤を含む1次療法を行った非小細胞肺がん患者に対するエルロチニブ(商品名タルセバ)による維持療法の効果を評価する第III相試験(SATURN試験)で良好な結果が得られたと発表しています。

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Medscape Medical NewsにASCO-NCI-EORTC共催の第2回がんにおける分子マーカー(Molecular Markers in Cancer)という研究会で,血清中EGFRの変異は,エルロチニブ(商品名タルセバ)の不良な効果の予測因子になることが発表されことが記載されています。

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10月28日のMedscape Medical Newsに,KRAS遺伝子変異がなくても,BRAF遺伝子変異があればセツキシマブ(商品名アービタックス)などの上皮増殖因子受容体(EGFR)抗体は効果を発揮しない可能性があることが,EORTC-NCI-AACR共催の分子標的と第20回がん治療薬のシンポジウム(Molecular Targets and Cancer Therapeutics)で発表されたと記載されています。

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