がん総合情報

 GlaxoSmithKline社とGenmab A/S社は,1月30日,B細胞のCD20に対するモノクロナル抗体ofatumumab(商品名Arzerra)に慢性リンパ性白血病治療薬として,FDAに承認申請をしたと発表しています。

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 Genentech社は,2月2日,進行非小細胞肺がんに対する化学療法とベバシズマブ(商品名アバスチン)併用による導入療法後の維持療法として,ベバシズマブ単独群とベバシズマブとエルロチニブ(商品名タルセバ)併用療法群を比較する二重盲検,ランダム化比較第III相試験(ATLAS試験)で,ベバシズマブとエルロチニブ併用群が主要評価項目である無増悪生存期間が有意に改善したことを発表しています。

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 血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)-1,-2,-3や血小板由来増殖因子受容体(PDGFRのチロシンキナーゼ阻害薬と知られるAxitinibは,腎細胞がん,非小細胞肺がんなど種々のがん種で臨床開発が進められています。
 進行膵臓がんに関しても,ゲムシタビン単独とゲムシタビンとAxitinib併用の効果を比較するランダム化第III相試験が勧められていましたが,Pfizer社は,1月31日,第III相試験の中間解析で,データ安全性モニター委員会(DSMB)が,Axitinib併用群で主要評価項目である生存期間の改善が認められなかったことを確認したことを受け,進行膵臓がんの第III相試験を中止すると発表しました。

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 PEG化リポソーマル化ドキソルビシン(商品名ドキシル)は,AIDS関連カポシ肉腫に承認されており,卵巣がん治療薬としても,承認申請されていますが,厚生労働省の薬事・食品衛生審議会部会は,1月29日,卵巣がん治療薬としてPEG化リポソーマル化ドキソルビシンを承認することを了承したと発表されています。

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 転移性大腸がん患者の2次化学療法として,オキサリプラチン(商品名エルプラット),5-FU,ホリナート併用のFOLFOX-4療法とオキサリプラチンとカペシタビン(商品名ゼローダ)併用のXELOX療法とに非劣性があることが報告されていますが,1月15-17日,米国サンフランシスコで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)消化器がんシンポジウムで,1次療法としての効果を比較した臨床試験(NO16966試験)でも,XELOX療法はFOLOFOX-4療法と全生存期間に関しても非劣性があることが証明されたと発表されています。

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 米国FDAは,2008年12月29日,進行前立腺がん治療薬として,性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)受容体アンタゴニストであるDegarelixを承認したと発表しています。

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 米国FDAは,12月15日,低分子CXCR4ケモカイン受容体アゴニストであるPlerixafor(商品名Mozobil)を,G-CSFとの併用で,非ホジキンリンパ腫や多発性骨髄腫患者における自己幹細胞移植時の幹細胞動員のための薬剤として承認したと発表しています。

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イマチニブは(商品名グリベック)は,慢性骨髄腫白血病(CML)のBcr-Ablチロシンキナーゼを阻害することでCMLに効優れた効果を示し,CMLの標準的治療となっています。しかし,Bcr-Ablチロシンキナーゼが点変異したCMLはイマチニブ耐性となり,それを克服するための薬剤が開発されていました。

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今年10月,Roche社は,REACH試験と呼ばれる第III相試験で,フルダラビン(商品名フルダラ)とシクロホスファミドの化学療法にリツキシマブ(商品名リツキサン)することにより,再発または難治性の慢性リンパ性白血病(CLL)患者の無増悪生存期間を有意に改善したことがで確認されたと発表しています。
 米国サンフランシスコで12月6-9日に開催される米国血液学会(ASH)で,REACH試験の最終結果が発表されるようですので,抄録に基づいて紹介します。

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ベバシズマブ(商品名アバスチン)は,欧米では進行乳がん治療薬として承認されていますが,米国では,承認に際して種々の議論がありました。結局は,E2100試験結果とAVADO試験やRIBBON-1試験と呼ばれる第III試験の有効性や安全性に関する中間解析データを提出し,承認されました。
 Roche社は,11月24日,RIBBON-1試験で主要評価項目である無増悪生存期間で,ベバシズマブの有効性を確認できたと発表しています。

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