抗がん剤投与後,多くは数週間以降に(患者さんによっては数日で起こることもあります),手の掌,足の底(足の裏)の皮膚に日焼けのように赤くなる,ヒリヒリ,チクチク感,知覚過敏,ほてり感,腫脹(腫れ上がる)を生じる皮膚異常を認めることがあります。この皮膚異常を手足症候群といいます。
ゲフィチニブ(商品名イレッサ)やエルロチニブ(商品名タルセバ)などの上皮増殖因子受容体(FGFR)に作用する分子標的治療薬の副作用として,ニキビのような皮疹などの皮膚障害が多く認められることも知られています。この種の薬剤の皮膚障害の対策について紹介します