TOP  >  がん情報サポート  >  その他の情報  >  副収入と言ったって

がん情報サポート

副収入と言ったって

カテゴリ : 
その他の情報
閲覧 (3048)
 5月26日の朝日新聞にある国立病院の医師のアルバイト収入が3カ月間で合計936万円あったと伝えられています。
朝日新聞の記事

 この内容は,講演料や原稿料で,製薬会社からの報酬も多かったようですが,「特定の医療分野でトップクラスの専門家で,多くの講演依頼があったため」と説明。「いずれも勤務時間外で業務に支障はなかった」と問題視していないということです。
 月あたり312万円の副収入を得ているのに「本業に支障がない」ということはあるのでしょうか?

 公務員の副収入は兼業届けを提出して受理されれば,認められることになります。
 確かに,その分野の専門家であれば,公務員の医療専門職の講演や原稿は必要なことが多いと思いますし,そのことに対する収入はあってしかるべきと思いますが,それには限度があるのではないでしょうか。
 書店に行くと国公立大学や国公立病院の方々の専門書が数多く並んでいますし,インターネットでも,製薬企業関連の医療情報の監修に名を連ねています。
 厚生労働省の方が言われるように,「本業に支障がない」のであれば,問題はすくないかもしれませんが,医師不足や過剰労働の医師が多くなっていることが問題になっている現状で,数多い講演や原稿の執筆があれば,その準備も必要ですし,本業に支障なく行えるというのは,考えにくいと思うのですが。

 多くの勤務医は,診療に追われている状態で,そんな時間の余裕がないと思いますが,立場が違うのでしょうか。
 東北大学の川島教授のように,ニンテンドーDSの監修料を全て教室に入れ,研究設備の費用という公的なものに使用していることとは,正反対のような気がします。
 考えてみますと,国公立大学や国公立病院の方々が講演や原稿に使用する題材は,国や自治体の予算から獲得した知識や研究から得ているものですので,時間外だからといって,無制限に個人の収入にするのは問題があると思うのですが。

 国公立大学や国公立病院の医療専門職の方が届出を提出し受理されれば,副収入を得て悪いことはないと思います。
 しかし,月100万円を超えた副収入というのは,常識を越えたもので,副収入という範囲を遙かに超えているように思うのですが,皆さんはどう思われますか?