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歩くことは,がんのリスクを減少するために重要

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がんの療養生活
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 歩くことや運動は,がんのリスクを低下させることが,がんの専門誌に報告されています。


Howard RA et al. Cancer Causes Control 2008 in press

 この研究は,米国の放射線技師コホートという研究に参加した45,631名の女性を対象として,週あたりどの程度自宅や職場で運動やウオーキング/ハイキングをしているかを調べ,その後の乳がんの発生を調べ,ウオーキングなどの運動と乳がんの発生の関連性を調べた研究です。

 調査開始後,864名の方が乳がんと診断されていますが,運動をしない方に比べて,ウオーキングなどの運動量が多くなりに伴って乳がんのリスクが減少していることが認められ,週あたり10時間以上のウオーキング/ハイキングをしている方は,乳がんの発生リスクが最も低いことが認められています。
 相対リスクは0.57(95%信頼区間0.34-0.95)となっていますので,全く運動しない人に比較して,乳がんと診断された人は43%減少したことを意味します。全体の乳がんの発生率は1.9%と高くありませんので,実際にはその差は,大きくないかも知れませんが,定期的なウオーキングなどの運動をすることで,乳がんのリスクが減少することは間違いないと思われます。
 
 しかし,このような運動による乳がんのリスクの減少は,ホルモン補完療法を行っていない閉経後の女性では認められているのですが,ホルモン補完療法を行っている方では,認められていません。

運動ががんのリスクを低下させることやがんの療養生活においても,適度な運動が必要と繰り返してお伝えしています。運動は,がん治療による倦怠感などの副作用を軽減することも知られています。
これから寒い季節になりますので,風邪を引かぬように準備して,定期的な散歩など身体を動かすことを行うことも,がんの療養生活をよりよくするためには重要であると思います。

<関連情報>
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http://clinicalscience.info/modules/cancer_support/details.php?bid=81 
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