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「緩和ケアとがん薬物療法」のタイトルで講演しました

カテゴリ : 
がんの薬物療法
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 日本ホスピス緩和ケア協会年次大会が,一緒に活動している岡部医院が大会事務局のもとで,仙台国際センターで7月19-20日に開催されました。
 日本ホスピス緩和ケア協会年次大会が,一緒に活動している岡部医院が大会事務局のもとで,仙台国際センターで7月19-20日に開催されました。
 この大会の2日目(7月20日)の午後にサテライトワークショップとして,癌研有明病院の向山先生の司会のもとで,「緩和ケアとがん薬物療法」として,がん治療開始早期からの緩和ケアのあり方について,講演しました。

1. がん医療における緩和ケアの位置づけの変化
2. がん薬物療法はどのように進歩しているか?
3. がん医療はどのように評価されるか?
4. 緩和ケアにおける化学療法は?どのような効果が期待できるか?
5. がん化学療法の適応基準は?
6. がん薬物療法の有害反応
7. がん薬物療法における有害反応と効果予測因子
7. 外来・在宅化学療法に注意すべき点は有害反応だけか?
8. がん支持療法の可能性と問題点
9. がん薬物療法における薬物相互作用
10. 提言

 始めは,少し緊張したのですが,その後は,自分なりに話せたと思います。

 ホスピス・緩和ケアの分野では,抗がん剤などの薬物療法を行うことが少ないと思います。
 「がん対策基本法」の施行以来,「がん医療の早期からの緩和ケア」の必要性を多くの方々が言われています。しかし,薬物療法の薬理作用や有害反応,がんの進展による症状なのか,薬物療法の有害反応による症状なのかを見分ける鑑別などの知識が必要となります。
 「がん医療の早期からの緩和ケア」は,考えてみれば医療専門職として当たり前のことと思いますが,そのことを実現するために必要と思われる知識と考え方をお伝えし,医療専門職の都合で,がん医療,緩和ケアを考えるのではなく,患者中心のがん医療,緩和ケアを考えて欲しいということを最近の研究データからお伝えしました。

 司会を務めていただいた向山先生から「大変素晴らしい講演でした。同じ内容でぜひ、全国の各診療科のオンコロジスト・薬剤師・看護師へ講演して頂きたいと切望しております」とコメントを頂きました。
 向山先生とは,かねてから緩和ケアの領域でも抗がん剤などのがん薬物療法が必要であると話し合ってきましたが,そのような医師から,最大級のコメントを頂き,感激しています。
 また,講演後,数名の医師から,目から鱗が落ちるような講演だったとコメント,感謝の言葉も頂きました。
 講演の最中,数名の方が,全てのスライドを写真に撮っていました。
 スライドをコピーするのは,あまり良くないことと思いますが,患者中心のがん医療,緩和ケアが普及するのならそれでも良いと思っています。

 拙書「患者中心のがん医療ガイド〜抗がん剤の効果や副作用をしることからはじめよう」を会場で販売しました。当初は,あまり売り上げが良くなかったようですが,講演終了時には,売れ行きが良好のようでした。
「患者中心のがん医療ガイド〜抗がん剤の効果や副作用をしることからはじめよう」

 読んでくださった看護師の方から,非常に参考になり,患者さんだけでなく医師にも読んでもらいたいとコメントを頂きました。

 多くの方に読んでいただき,ご意見・ご批判を頂ければ幸いです。
 なお,読んでいただいたかたは,アマゾンのカスタマーレビューを書いていただくことをお願いしたいと思います。
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