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日本ホスピス緩和ケア協会年次大会サテライトワークショップのお知らせ

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その他の情報
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 日本ホスピス緩和ケア協会が,NPO法人となり第1回目の全国大会が仙台国際センターで開催されます。この大会の事務局を,一緒に活動しています医療法人社団爽秋会岡部医院が行うことになっております。
 日本ホスピス緩和ケア協会が,NPO法人となり第1回目の全国大会が仙台国際センターで開催されます。この大会の事務局を,一緒に活動しています医療法人社団爽秋会岡部医院が行うことになっております。
 この大会の2日目(最終日)の午後に大会事務局の特別企画として,「臨床死生学」と「緩和ケアとがん薬物療法」に関する2つのサテライトワークショップを開催することになりました。
 日本ホスピス緩和ケア協会年次大会への参加は,会員限定ですが,これらの「サテライトワークショップ」は,会員でなくても参加できますし,参加費も無料です。
 参加を希望される方は,氏名,施設名,職種(一般,医師,看護師,薬剤師,その他),参加希望サテライトを明記の上,医療法人社団爽秋会岡部医院 サテライトワークショップ担当宛,FAXでお申し込み下さい。

医療法人社団爽秋会岡部医院 サテライトワークショップ担当
FAX 022-381-1256


<サテライトワークショップ開催要領>
日時:2008年7月20日(日)13:00〜15:30
場所:仙台国際センター

<サテライトワークショップ1:臨床死生学一日本の社会・文化・歴史のまなざし>
ファシリテーター
 竹之内裕文(静岡大学哲学・倫理学)
話題提供
 田代志門(日本学術振興会・東北大学 社会学)
 相澤出(爽秋会岡部医院 社会学)
 諸岡了介(島根大学 宗教学)
 大村哲夫(爽秋会岡部医院・東北大学 心理士・チャプレン)

<要旨>
 「在宅死」の現実の比率に照らして明らかなように,今日の日本社会では,「終の住み処で最期を迎えたい」という願いはほとんど叶えられることがない。それに対して、在宅医療への移行を推進すべく,各種の社会的な基盤整備が開始されている。しかし,終の住み処での豊かな「生と死」を実現するためには,これら制度的な面にとどまらず,実際に看取りを担う各人の姿勢,態度,心構え,信条など,倫理的・文化的な側面に目を配る必要がある。
 このような問題意識のもと,本ワークショップでは、在宅での看取りに際して広く見聞される「お迎え」体験に光を投げかける。「お迎え」とは,臨死期の患者が先に亡くなった近親者等と会う・話すといった体験のことである。この種の体験は、特定の宗教的立場に基づく教義的解釈で語られるか,あるいは,たんなる「せん妄」と片づけられることが多かった。いずれにしても、そこでは、患者や家族にとって当の体験がもつ「意味」が看過されてきた。それに対して,本ワークショップでは、「お迎え」体験を支える文化的・歴史的背景,および社会的状況を踏まえつつ,「生」と「死」についての理解という観点から,同体験の隠味」を明らかにしていく。

<サテライトワークショップ2:緩和ケアとがん薬物療法>
ファシリテーター:
 向山 雄人(癌研有明病院 緩和ケア科部長)
話題提供
 瀬戸山 修(爽秋会クリニカルサイエンス研究所)

<要旨>
 世界保健機関(WHO)では,がんの初期の段階から患者に緩和ケアが提供されるべきであると緩和ケアの定義を変更しており,昨年から施行されている「がん対策基本法」でも,がんの初期の段階から緩和ケアを提供する体制を構築することが明記されている。
 ホスピス・緩和ケアに化学療法は時期尚早との意見もあったが,欧米での緩和化学療法に関するエビデンスの蓄積,外来化学療法の普及,weekly regimenや経口抗がん剤の開発,従来の化学療法と異なる副作用プロフィールを有する分子標的治療薬の開発・臨床応用が進み,緩和ケアの一環として,がん薬物療法を考え直す時期に来ていると思われる。
 また,有効ながん化学療法として使用頻度が高いプラチナ製剤,タキサン製剤,ビンカアルカロイド製剤,プロテアソーム阻害薬などの有害反応である末梢神経障害は,神経障害性疼痛に発展する可能性もある。さらに,上皮増殖因子受容体(EGFR)阻害薬では,致死的な間質性肺炎の問題があるものの,患者QOLの向上と生存期間延長が期待できる薬剤として知られている。それらの薬剤は,患者QOLを損なうような皮膚障害がみられるが,そのような皮膚障害がみられる例に効果がみられやすいことも報告され,患者QOLを維持・向上するには有害反応対策が必要となる。すなわち,がんの薬物療法を知らなければ,がんの初期の段階から患者に緩和ケアが提供出来ない可能性があると考えられる。
 本ワークショップでは,がんの初期の段階から患者によりよい緩和ケアを提供するために,「緩和ケアとがん薬物療法」における現在の問題点を整理し,今後のあり方を検討したいと考えている。

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