TOP  >  がん臨床研究情報  >  最新エントリー

がん臨床研究情報

[更新日:2019年3月8日]
 ALK融合遺伝子は,非小細胞肺がんの約3~5%に認められ,腺がんに特異的にみられる遺伝子として知られています。ALK融合遺伝子はがん細胞の増殖能が強いため,肺がん治療における重要なターゲットとして注目され,クリゾチニブ(商品名ザーコリ)やアレクチニブ(商品名アレセンサ)などALK阻害薬が開発されています。ロルラチニブ(商品名ローブレナ)も世界に先駆けて日本で承認されました。Lancet Oncology誌にその承認の元になった第II試験結果が掲載されています。

...この先は閲覧許可があるユーザーしか読めません

 [更新日:2019年3月6日]

 日本では,進行胆道がんの標準的1次療法はゲムシタビンとシスプラチン併用のGC療法が推奨され,ゲムシタビンとオキサリプラチン併用のGEMOX療法も良好な成績が示されています。Annals of Oncology誌のオンライン版に進行胆道がんの1次療法として,カペシタビンとオキサリプラチン併用のCapeOX療法のGEMOX療法との非劣性を評価するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験結果が掲載されています。

...この先は閲覧許可があるユーザーしか読めません

 [更新日:2019年3月4日]

 これまで治療の経験のある転移性トリプルネガティブ乳がんに対しては,標準化学療法は奏効率が低くまた無増悪生存期間も不良であることが知られています。ヒト・トロホブラスト細胞表面抗原2(Trop-2)はほとんどのトリプルネガティブ乳がんに発現されていることが認められ,Trop-2を標的とするヒト化モノクローナル抗体にイリノテカンの活性代謝物であるSN-38 を切断可能なリンカーで結合させた製剤サシツズマブ ゴビテカン-hziy(IMMU-132)は,腫瘍に高濃度のSN-38を送達することができると言われています。New England Journal of Medicine誌に,これまで治療の経験のある転移性トリプルネガティブ乳がん患者を対象にIMMU-132の効果を検討する第I相/第II相試験結果が掲載されています。

...この先は閲覧許可があるユーザーしか読めません

 [更新日:2019年3月1日]

 進行膵臓がんに関してはゲムシタビンやS-1(商品名ティーエスワン)などの有効性が報告されています。また,5-FU,ホリナート,イリノテカン,オキサリプラチン併用のFOLFIRINOX療法はゲムシタビンよりり効果的であることが報告されています。ゲムシタビン難治性進行膵臓がんに対しては,S-1とホリナート併用が無増悪生存期間を有意に改善することが知られています。European Journal of Cancer誌に,ゲムシタビン難治性進行膵臓がん患者を対象にS-1とホリナートの経口投与用合剤であるTAS-118とS-1の効果を比較するオープンラベル,ランダム化第III相比較試験(GRAPE試験)結果が掲載されています。

...この先は閲覧許可があるユーザーしか読めません

 [更新日:2019年2月27日]

 ソラフェニブ(商品名ネクサバール)投与にもかかわらず増悪が認められた進行肝細胞がんの2次療法としての抗VEGF-R2抗体であるラムシルマブ(商品名サイラムザ)効果を評価する第III相試験(REACH試験)では,副次的評価項目である無増悪生存期間は有意な改善が認められましたが,主要評価項目である全生存期間には有意な改善が認められませんでしたが,Child-Pugh 5の患者や治療前AFP 400ng/mL以上のChild-Pugh 6例に全生存期間の改善効果が認められています。Lancet Oncology誌に1次療法のソラフェニブ投与後に増悪し,α-フェトプロテインが400ng/mL以上の進行肝細胞がん患者を対象として,ラムシルマブの効果を評価する二重盲検,プラセボ比較,ランダム化比較第III相試験(REACH-2試験)結果が掲載されています。

...この先は閲覧許可があるユーザーしか読めません