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がん臨床研究情報

 [更新日:2019年4月26日]

 限局型小細胞肺がんに対しては,化学療法と放射線療法を同時期に行う同時化学放射線療法が標準と考えられていますが,放射線療法の至適スケジュールに関しては議論のあるところでした。2017年の報告ですが,Lancet Oncology誌に,限局型小細胞肺がん患者を対象に,化学療法と併用する際の放射線照射方法として,通常照射法と過分割照射法の効果を比較し,過分割照射法の優越性を評価するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(CONVERT試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年4月24日]

 進展型小細胞肺がん患者の1次療法として,世界的にはシスプラチンとエトポシド併用群(EP群)が標準とされていましたが,日本で行われたシスプラチンとイリノテカン併用群(IP群)の全生存期間がシスプラチンとエトポシド併用群に比較して有意に良好であることが示されました。しかし,この結果を北米で追試したSWOG S0124試験では,進展型小細胞肺がんに対して,IP療法が有意に全生存期間が優れているということが,北米で確認されませんでした。その理由として,日本で行われた試験では,全生存期間に有意差(P<0.001)が認められたためにデータモニター委員会の推奨に従って試験を早期に中止していることが関連する可能性があること,J9511試験では患者背景因子がIP群が有利になっていること,また,米国と日本での人種差も影響していると考えられています。Cancer Research and Treatment誌に韓国の進展型小細胞肺がん患者の1次療法として,EP群とIP群の効果を比較したランダム化比較第III相試験結果が報告されています。

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 [更新日:2019年4月22日]

 50%以上の腫瘍細胞にPD-L1陽性が認められる進行非小細胞肺がん患者に対する1次療法として,ペムブロリズマブ(製品名キイトルーダ)とプラチナ製剤を含む2剤併用化学療法との効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(KEYNOTE-024試験)でペムブロリズマブが化学療法群に比較して,無増悪生存期間,全生存期間,奏効率が有意に良好であることが示されています。Lancet誌に1%以上の腫瘍細胞にPD-L1陽性が認められる進行非小細胞肺がん患者に対する1次療法として,ペムブロリズマブとプラチナ製剤を含む2剤併用化学療法の効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(KEYNOTE-042試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年4月19日]

 エルロチニブ(商品名タルセバ)はEGFR遺伝子変異(エクソン19欠失,エクソン21Leu858Arg点変異)を有する例に効果的なのですが,治療1年後には耐性が出現すると知られています。Thr790Metが陽性になれば,エルロチニブやゲフィチニブは効果が認められず,オシメルチニブ(商品名タグリッソ)が効果的であることが知られています。Lancet Oncology誌に,エクソン19欠失,エクソン21Leu858Arg点変異のEGFR遺伝子変異を有する非扁平上皮非小細胞肺がん患者を対象に,エルロチニブ単独群とエルロチニブとベバシズマブ併用群効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(NEJ026試験)の中間解析結果が報告されています。

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 [更新日:2019年4月17日]

 III期または高リスク結腸がんの術後補助化学療法として,2週毎の5-FU,ホリナート,オキサリプラチン併用のFOLFOX療法またはカペシタビンとオキサリプラチン併用のCAPOX療法を3ヵ月行う群と6ヵ月行う群を比較するランダム化試験(IDEA試験)が報告されています。この試験は,日本,米国/カナダ,プランス,イタリア,ギリシア,英国などの各地でおのおのでランダム化され,それらの地区別の効果をまとめた報告とと全体をまとめた結果が報告されています。米国臨床腫瘍学会(ASCO)ではこれらの結果に基づいて,「III期結腸がんのオキサリプラチンを含む術後療法の期間」に関するガイドラインをまとめて公表しました。このガイドラインのクリニカルクエッションと推奨について記載します。

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