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がん臨床研究情報

 [更新日:2018年1月15日]

 カボザンチニブは,VEGF2受容体キナーゼ,METキナーゼなどを阻害する経口チロシンキナーゼ阻害薬として知られ,VEGFR標的チロシンキナーゼ阻害薬の投与中または投与終了後6ヵ月以内にX線的に腫瘍増悪を認めた転移性腎細胞がん患者を対象とした第III相試験,カボザンチニブはmTOR阻害薬であるエベロリムスに比較して,全生存期間,無増悪生存期間,奏効率が有意に良好であることが報告されています。Journal of Clinical Oncology誌に,試験開始前に骨転移を認めた患者での効果を検討した研究結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年1月12日]

 乳がんの術前療法にて病理学的完全奏効(pCR)が得られた例は予後が良好であることが報告されていますが,トリプルネガティブ乳がんに関しては最適なレジメンは未だ報告されていませんが,ヒト血清アルブミンにパクリタキセルを結合させナノ粒子化したパクリタキセル製剤であるnab-パクリタキセル(商品名アブラキサン)とカルボプラチンの併用療法はアントラサイクリン製剤とタキサン製剤の併用療法よりpCRが高いことが報告されています。Journal of National Cancer Institute誌のオンライン版に,トリプルネガティブ乳がんを対象にnab-パクリタキセルとカルボプラチンの併用療法とnab-パクリタキセルとゲムシタビンの併用療法の効果を比較するランダム化比較試験(ADAPT-TN試験)の完全奏効率に対する結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年1月10日]

 局所進行または転移性尿路上皮がんの標準療法は,メソトレキセート,ビンブラスチン,ドキソルビシン,シスプラチン併用のM-VAC療法,シスプラチンとゲムシタビン併用のGC療法などプラチナ製剤を中心とした化学療法が知られています。また,尿路上皮がんに対しても,免疫チェックポイント阻害薬である抗PD-1抗体ペムブロリズマブの可能性が報告されています。Lancet誌のオンライン版に,プラチナ製剤を含む化学療法後に腫瘍増悪した局所進行または転移性尿路上皮がん患者を対象に抗PD-L1抗体であるアテゾリズマブ(商品名テセントリック)と化学療法の効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(IMvigor211試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年1月5日]

 転移性大腸がんの1次療法として,5-FU,ホリナート,オキサリプラチン併用のFOLFOX療法,5-FU,ホリナート,イリノテカン併用のFORFIRI療法,S-1(商品名ティーエスワン)とオキサリプラチン併用のSOX療法,カペシタビン(商品名ゼローダ)とオキサリプラチン併用のCapeOX療法などが知られていますが,フッ化ピリミジン製剤とイリノテカンの併用は報告がありません。Annal of Oncology誌のオンライン版に,転移性大腸がんの1次療法として,S-1とイリノテカン併用療法群のmFOLFOX6療法またはCapeOX療法を行う群に対する非劣性を評価するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(TRICOLORE試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年12月27日]

 HER2陽性,ホルモン受容体陽性転移性乳がんにはホルモン療法単独よりは,抗HER2治療とホルモン療法の併用がするめされています。Journal of Clinical Oncology誌のオンライン版に,これまでのホルモン療法およびトラスツズマブと化学療法の併用療法(術前または術後/1次療法)を行ったHER2陽性,ホルモン受容体陽性転移性閉経後乳がんを対象として,トラスツズマブ+ラパチニブ+アロマターゼ阻害薬併用群,トラスツズマブ+アロマターゼ阻害薬併用群,ラパチニブ+アロマターゼ阻害薬併用群の効果を評価するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(EGF114299試験)結果が掲載されています。

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