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がん臨床研究情報

 [更新日:2018年3月14日]

 日本肺癌学会のガイドラインでは,限局型小細胞肺がんのPS 0-2例に対して,化学放射線療法を行うよう推奨されています。また,放射線照射法は,加速過分割照射法を行うよう推奨されていますが,化学放射線療法に関しては,どのような照射が良いのか結論は出ていません。少し古いのですが,Lancet Oncology誌に限局型小細胞肺がん患者を対象に,加速過分割照射の通常照射法に対する優越性を評価するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(CONCERT試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年3月11日]

 初期乳がんの術後ホルモン療法に関しては,レトロゾールなどのアロマターゼ阻害薬と抗エストロゲン製剤であるタモキシフェンの5年間単独投与,2-3年後に薬剤を変更する逐次投与などが検討されています。先に,レトロゾール(商品名フェマーラ)の単独投与群またはレトロゾールを先行投与する群は,タモキシフェ単独群またはタモキシフェンを先行投与する群より無病生存期間に対する効果など優れた効果を示すことが報告されています。この試験全体の追跡は8.4年後に終了されていますが,オランダではこの試験の追跡を継続していたようです。Journal of Clinical Oncology誌にその追跡結果が掲載されています。 

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[更新日:2019年3月8日]
 ALK融合遺伝子は,非小細胞肺がんの約3~5%に認められ,腺がんに特異的にみられる遺伝子として知られています。ALK融合遺伝子はがん細胞の増殖能が強いため,肺がん治療における重要なターゲットとして注目され,クリゾチニブ(商品名ザーコリ)やアレクチニブ(商品名アレセンサ)などALK阻害薬が開発されています。ロルラチニブ(商品名ローブレナ)も世界に先駆けて日本で承認されました。Lancet Oncology誌にその承認の元になった第II試験結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年3月6日]

 日本では,進行胆道がんの標準的1次療法はゲムシタビンとシスプラチン併用のGC療法が推奨され,ゲムシタビンとオキサリプラチン併用のGEMOX療法も良好な成績が示されています。Annals of Oncology誌のオンライン版に進行胆道がんの1次療法として,カペシタビンとオキサリプラチン併用のCapeOX療法のGEMOX療法との非劣性を評価するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年3月4日]

 これまで治療の経験のある転移性トリプルネガティブ乳がんに対しては,標準化学療法は奏効率が低くまた無増悪生存期間も不良であることが知られています。ヒト・トロホブラスト細胞表面抗原2(Trop-2)はほとんどのトリプルネガティブ乳がんに発現されていることが認められ,Trop-2を標的とするヒト化モノクローナル抗体にイリノテカンの活性代謝物であるSN-38 を切断可能なリンカーで結合させた製剤サシツズマブ ゴビテカン-hziy(IMMU-132)は,腫瘍に高濃度のSN-38を送達することができると言われています。New England Journal of Medicine誌に,これまで治療の経験のある転移性トリプルネガティブ乳がん患者を対象にIMMU-132の効果を検討する第I相/第II相試験結果が掲載されています。

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