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がん臨床研究情報

 [更新日:2017年10月27日]

 従来のパクリタキセル製剤(solvent-based paclitaxel)は溶解性が非常に悪く,ポリオキシエチレンヒマシ油や無水エタノールが溶媒として使用されています。これらの溶媒は過敏症の懸念がありますので,ステロイドや抗ヒスタミン薬などの前投薬が必要になっています。一方,ヒト血清アルブミンにパクリタキセルを結合させナノ粒子化したパクリタキセル製剤(Nanoparticle albumin-bound paclitaxel,Nab-paclitaxel,商品名アブラキサン)は,溶解性が改善し,生理食塩液で懸濁し投与することが可能となり,前投薬が必須ではなくなりました。Lancet Gasteroenterology Hepatology誌に,フッ化ピリミジンを含む1次治療に効果が認められない胃がん患者を対象に,solvent-based paclitaxelとNab-paclitaxelとの非劣性を評価するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(ABSOLUTE試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年10月25日]

 プラチナ製剤を中心とする1次化学療法に奏効しない進行または転移性尿路上皮がんに対して,パクリタキセルやとドセタキセルのタキサン製剤が使用されることがあります。Lancet誌のオンライン版に,プラチナ製剤を中心とする1次化学療法に奏効しない進行または転移性尿路上皮がん患者を対象として,ドセタキセルにラムシルマブ(商品名サイラムザ)を併用する効果を評価するプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験(RANGE試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年10月23日]

 フィラデルフィア染色体陽性を示す慢性骨髄性白血病(CML)に対しては,BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬(BCR-ABL-TKI)が用いられますが,T315Iの遺伝子変異を示す例に対しては,第一世代,第二世代のBcr-Abl-TKIは効果を示しませんが,ポナチニブ(商品名アイクルシグ)はT315Iの遺伝子変異を示す例に対しても効果を示すことが報告されています。Lancet Oncology誌に,これまで治療の経験のないCML患者を対象にポナチニブとイマチニブ(商品名グリベック)の効果を比較するランダム化比較試験(EPIC試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年10月20日]

 複数の脳転移が認められる転移性非小細胞肺がん患者に対しては,全脳照射(WBI)が行われることが多いのですが,神経認知的機能障害の懸念もあります。Lancet Respiratory Medicine誌に,複数個の脳転移が認められ,活性型EGFR遺伝子変異が認められる非小細胞肺がん患者を対象に,EGFRチロシンキナーゼ阻害剤(EGFR-TKI)であるイコチニブとWBIの効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(BRAIN試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年10月18日]

 抗PD-1抗体であるニボルマブ(商品名オプジーボ)は,悪性黒色腫,非小細胞肺がん,胃がんなどの治療薬として承認されています。Lancet誌のオンライン版に,2レジメン以上の化学療法に効果が認められないまたは不耐性の進行胃がんまたは胃・食道接合部がん患者を対象として,ニボルマブの効果を評価する日本,韓国および台湾で行われたプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験(ONO-4538-12試験,ATTRACTION-2試験)結果が掲載されています。

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