最近,フェンタニルの1日1回張り替え製剤(商品名フェントス)が発売されました。フェンタニルは優れたオピオイド鎮痛剤ですが,種々の薬理作用を理解しなければ,過剰投与になる可能性や鎮痛耐性が引き起こされる可能性が指摘されています。また,悪液質(体重減少)が認められる患者には,フェンタニル経皮吸収剤の効果は期待できない可能性もあることも臨床的な問題として取り上げられていました。少し前の研究論文ですが,Pain誌に,強オピオイド投与中のがん疼痛を有する正常体重患者と悪液質(体重減少)患者とフェンタニル経皮吸収剤投与後の血中濃度を比較した研究論文がありましたので紹介します。
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多くの化学療法剤の有害反応として好中球減少が知られています。重篤な好中球減少は感染症のリスクになることも知られていますが,好中球減少は,化学療法の効果予測因子である可能性も指摘されています。Annals of Oncology誌のオンライン版に,2次療法としてパクリタキセル週1回投与を行った進行胃がん患者を対象に,好中球減少と生存期間の関連性を検討した研究論文が掲載されています。
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頭頚部がんに対しては,同時化学放射線療法(CCRT)が標準治療に位置づけられていると思われますが,長期治療効果や晩期毒性については,必ずしも明確ではありませんでした。Journal of National Cancer Institute誌に,進行鼻咽頭がん患者を対象に,放射線療法単独で治療した群(RT群)と同時化学放射線療法に引き続き化学療法を行った化学放射線療法(CRT)群の効果を比較したランダム化比較試験の長期予後に対する効果と遅発性毒性を検討した試験結果が掲載されています。
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去勢などのホルモン療法に抵抗性を示す前立腺がん患者に対して,前立腺酸性ホスファターゼ(PAP)抗原を標的とする活性化免疫細胞製剤Sipuleucel-T(商品名Provence)の効果を評価したプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験で生存期間の延長効果が確認され,米国FDAより承認を得ています。New England Journal of Medicine誌にこの試験結果が掲載されていますので紹介します。
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がん治療中にがん疼痛や抑うつの症状を示す方がおられることから,治療開始早期からの緩和ケアの必要性が提唱されています。Journal of American Medical Association誌に,外来がん治療中でがん疼痛または抑うつがある患者を対象として,電話での症状確認と適切なケアの調整を行うケアマネジメント(Telephone Care Management, TCM)が,がん疼痛や抑うつを改善するかどうかを検討したランダム化比較試験結果が掲載されています。
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