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がん臨床研究情報

 [更新日:2019年3月27日]

 切除不能局所進行非小細胞肺がんに対してはシスプラチンを含む同時併用化学放射線療法が標準と考えられていますが,最良のレジメンは未だ明確になっていないようです。British Journal of Cancer誌に切除不能III期非小細胞肺がん患者を対象に,同時胸部放射線療法とシスプラチンとS-1(商品名ティーエスワン)併用の化学放射線療法群(SP群)とシスプラチンとビノレルビン併用の化学放射線療法群(VP群)の効果を評価するオープンラベル,ランダム化比較第II相試験(WJOG5008L試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年3月25日]

 VEGFのリガンド抗体であるベバシズマブ(商品名アバスチン)やVEGFR-2の完全ヒト型モノクロナル抗体であるラムシルマブ(商品名サイラムザ)は進行肺がんに対する効果が証明され,現在非小細胞肺がん治療薬として認可されています。しかし,血管新生阻害作用を有するVEGFRチロシンキナーゼ阻害薬に関しては,有効性が認めら得るものがありますが,一定の評価はありません。アンロチニブは中国で開発された,血管新生阻害作用を示す経口マルチキナーゼ阻害薬です。JAMA Oncology誌に,3レジメン以上の治療歴のある進行非小細胞肺がん患者に対するアンロチニブの効果を評価するプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験結果が報告されています。

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 [更新日:2019年3月22日]

 パクリタキセルは種々のがん種でエッセンシャルな薬剤として知られていますが,溶解性が極めて悪く,ポリオキシエチレンヒマシ油(クレモホールEL)という特殊な溶剤を使用しなければならず,そのため,過敏症の頻度が多く,ステロイド,H1受容体拮抗薬,H2受容体拮抗薬による前投薬が必要となっていました。パクリタキセルの溶解性を改善したナノ粒子化アルブミン結合パクリタキセル(nab-パクリタキセル,商品名アブラキサン)が発売されました。British Journal of Cancer誌に,転移性または再発乳がん患者を対象に,パクリタキセルを高分子ミセルに内包した製剤NK105の従来のパクリタキセル(sb-パクリタキセル)に対する非劣性を評価するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験結果が報告されています。

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 [更新日:2019年3月19日]

 切除可能局所進行食道扁平上皮がん患者に対して,術前化学療法としてのドセタキセル,5-FU,ドセタキセルを併用するDCF療法などが効果的と報告されていますが,十分なエビデンスは少ないようです。Journal of Clinical Oncology誌に局所進行食道扁平上皮がん患者の術前にビノレルビンとシスプラチン併用の化学療法に放射線療法を併用する化学放射線療法を行う群と手術単独群の効果を評価するオープンラベル,ランダム化第III相試験(NEOCRETEC5010試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年3月18日]

 ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体であるデノスマブ(商品名ランマーク)は,破骨細胞へのシグナル伝達を抑制し,骨溶解を防ぎ,骨量減少を予防する効果を示すことが知られています。閉経後ホルモン受容体陽性乳がん患者を対象にデノスマブ投与による術後アロマターゼ阻害薬による骨折の予防効果,骨量減少抑制効果を評価するプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験(ABCSG-18試験)が2015年に報告され,2019年に副次的評価項目である無病生存期間に対する効果がLancet Oncology誌に掲載されました。2015年に報告された主要評価項目に対する効果と2019年に報告された無病生存期間に対する効果を紹介します。

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