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がん臨床研究情報

 [更新日:2019年5月20日]

 抗PD-L1抗体であるアテゾリズマブ(商品名テセントリク)は種々のがん種に有効性が報告されています。また,腎細胞がんにはスニチニブ(商品名スーテント)などのVEGFチロシンキナーゼ阻害薬でマルチキナーゼ阻害薬として知られるベバシズマブ(商品名アバスチン)が有効であることが知られています。また,腎細胞がんに対しては,免疫チェックポイント阻害薬のペムブロリズマブやアベルマブは,アキシチニブ併用として,スニチニブと比較されています。Lancet誌のオンライン版に,これまで治療の経験のない転移性腎細胞がん患者に対する1次療法として,アテゾリズマブとベバシズマブの併用群とスニチニブ単独群の効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(IMmotion151試験)の結果が報告されています。

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 [更新日:2019年5月17日]

 トラスツズマブ(商品名ハーセプチン)静脈内投与はHER2陽性乳がんに効果的であることが報告されています。JAMA Oncology誌に,HER2陽性初期乳がん患者を対象に,術前術後の化学療法にトラスツズマブ静脈内投与を併用した群と皮下投与を併用した群の有効性と安全性を評価したオープンラベル,ランダム化比較第III相,非劣性試験(HannaH試験)の6年追跡結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年5月14日]

 イデラリシブはホスフォイノシトール3-キナーゼのδイソフォーム(PI3Kδ)阻害薬と知られ,再発慢性白血病(CLL)患者を対象として,リツキシマブ(商品名リツキサン)との併用で,リツキシマブ単剤よりも有効性が高いことから,追跡調査のみを残して,患者登録などは早期中止され,増悪が認められた例に対する拡大試験が行われています。Journal of Clinical Oncology誌のオンライン版に,長期追跡結果と拡大試験結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年5月13日]

 抗PD-1抗体の免疫チェックポイント阻害薬であるニボルマブ(商品名オプチーボ)は進行非小細胞肺がんの2次療法としては有効性が認められましたが,1次療法としては,ネガティブの結果が示されていますが,抗CTLA-4抗体であるイピリムマブ(商品名ヤーボイ)との併用効果を検討した第II相試験(CheckMate-568 試験)では,腫瘍のPD-L1発現レベルにかかわらず,1次療法として,奏効する可能性が最も高い例の有効なカットオフ値は,腫瘍遺伝子変異量(Tumor Mutational Burden:TMB)が10変異/Mb(メガベース)(mut/Mb)以上であることが確認されています。Journal of Clinical Oncology誌のオンライン版に,CheckMate-568 試験に参加した患者を用いて,有効性に関わるPD-L1発現とTMBの関連性を検討した研究論文が掲載されています。

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 [更新日:2019年5月10日]

 最近,日本でもIII期胃がんの術後補助化学療法としてドセタキセルとS-1(商品名ティーエスワン)の併用が効果的であることが報告されています。Lancet誌のオンライン版に,切除可能局所進行胃がんまたは胃-食道接合部がんに対する周術期化学療法として,5-FU,ホリナート,オキサリプラチン,ドセタキセル併用のFLOT療法とエピルビシン,シスプラチン,5-FU併用のECF療法またはエピルビシン,シスプラチン,カペシタビン併用のECX療法の効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第II相/第III相試験(FLOT4試験)結果が掲載されています。

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