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がん臨床研究情報

 [更新日:2018年3月27日]

 HER2陽性乳がん患者には,HER2を標的とする治療が標準と考えられています。しかし,初期乳がんに対する治療でも数年後に再発・死亡する患者もいることが知られ,新たな治療レジメンの開発が必要になっているようです。Lancet Oncology誌にHER2陽性II-III期の切除可能乳がん患者の術前療法として,トラスツズマブ・エムタンシン(T-DM1,商品名カドサイラ)とペルツズマブ(商品名パージェタ)の併用群とドセタキセル,カルボプラチン,ペルツズマブとトラスツズマブ(商品名ハーセプチン)併用群の効果を比較したオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(KRISTINE試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2016年3月7日]

進行がん患者は,食欲減少などにより食物摂取の減少などから筋肉減少などのるいそうを伴うがん悪液質が問題になることが多いと思います。一方,胃から分泌される成長ホルモン分泌促進ペプチドであるグレリンは,摂食,消化管運動,胃酸分泌等の促進作用,また心機能の改善作用等,様々な生理作用を示すことが知られ,新規グレリン受容体作動薬であるアナモレリンが,がん悪液質治療薬として期待されています。Lancet Oncology誌にがん悪液質を伴う非小細胞肺がん患者を対象にアナモレリンのがん悪液質改善作用を評価する2つのプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験(ROMANA1試験,ROMANA2試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年3月23日]

 進行腎細胞がんに対しては種々ののマルチキナーゼ阻害薬やのmTOR阻害薬,抗VEGF抗体であるベバシズマブ(商品名アバスチン)が承認されています。New England Journal of Medicine誌のオンライン版に,進行腎細胞がん患者の1次療法として,免疫チェックポイント阻害薬抗PD-1抗体のニボルマブ(商品名オプチーボ)と抗CTLA-4抗体であるイピリムマブ(商品名ヤーボイ)の併用群とスニチニブ(商品名スニチニブ)の効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(Checkmate214試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年3月20日]

 乳がんでは,特にトリプルネガティブ乳がんでは,術前化学療法が標準治療になっています。また,ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害薬は生殖細胞系列のBRCA遺伝子(BRCA1又はBRCA2遺伝子)に変異を有するHER2陰性転移性乳がんなどに対して有効性が報告されています。Lancet Oncology誌のオンライン版に,トリプルネガティブ乳がんに対する術前療法として,パクリタキセルとカルボプラチンの併用,そしてPARP阻害薬であるベリパリブの併用の効果を評価するプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験(BrighTNess試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年3月16日]

 米国臨床腫瘍学会(ASCO)では2017年にガイドラインを改定していますが,シスプラチンやアンスラサイクリンとシクロホスファミド併用療法の高催吐性抗がん剤治療の制吐療法として,NK1受容体拮抗薬,5-HT3受容体拮抗薬,デキサメタゾン,オランザピンの4剤併用を行い,デキサメタゾン,オランザピンはday2-4に継続することが推奨されています。Journal of Clinical Oncology誌のオンライン版に高催吐性化学療法行う患者に対する制吐療法として,NK1受容体拮抗薬,パロノセトロンと3日間のデキサメタゾン投与群とデキサメタゾンを1日のみの投与群の制吐作用に関するプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験(非劣性試験)結果が掲載されています。

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