がん臨床研究情報

 [更新日:2019年1月7日]

 アキシチニブ(商品名インライタ)は,根治切除不能または転移性進行腎細胞がんやスニチニブまたはサイトカインによる前治療に難治性の進行腎細胞がんに有効性が認められ,承認されています。Annals of Oncology誌に,腎切除後の再発リスクがある局所腎細胞がん患者を対象に,アキシチニブの術後投与の有効性を評価するプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較試験(ATLAS試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年12月27日]

 日本人以外のALK陽性非小細胞肺がんの1次療法として,アレクチニブ(商品名アレセンサ)は,クリゾチニブ(商品名ザーコリ)に比較して,有意に無増悪生存期間が優れていることがALEX試験で報告されています。その中で,アレクチニブ群の全身の増悪なしに中枢神経系が増悪した頻度はクリゾチニブ群に比較して有意に低いことが報告されています。Annals of Oncology誌に,ALEX試験の中枢神経系(CNS)における効果をまとめた結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年12月26日]

 大腸がんサブタイピングコンソーシアム (CRCSC) では,大腸がん分子サブタイプのコンセンサスConsensus Molecular Subtype (CMS) を定め,大腸がんの予後に関連することが知られています。Annal of Oncology誌に,転移性大腸がん患者の1次療法として,カペシタビン(商品名ゼローダ),ベバシズマブ(商品名アバスチン),マイトマイシンの併用効果を評価したランダム化比較第III相試験(MAX試験)に参加した患者の組織標本からトランスクリプトームデータを得て,CMSを分類し,CMSの予後因子の可能性,CMS毎の各治療群の効果比較,原発腫瘍部位の影響などを検討した結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年12月20日]

 進行胃がんの1次療法はシスプラチンやと5-FU,S-1(商品名ティーエスワン),カペシタビン(商品名ゼローダ)などのフルオロウラシル製剤との併用が推奨されています。がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃がんに対しては,プラセボ比較,二重盲検,ランダム化第3相試験(ATTRACTION-2試験)で,数レジメンの化学療法に奏効しない進行胃または胃・食道接合部がん患者の生存期間を改善することが認められています。Annals of Oncology誌のオンライン版に,進行胃または胃・食道接合部がんに対する1次療法として,オキサリプラチン(商品名エルプラット)とS-1またはカペシタビンの併用療法にニボルマブ(商品名オプジーボ)を併用するレジメンの有効性と安全性を検討するランダム化比較第II相試験(ATTRACTION-4試験)のパート1の結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年12月18日]

 転移性大腸がんに対しては,セツキシマブ(商品名アービタックス)やパニツヌマブ(商品名ベクティビックス)などの抗EGFR抗体や抗VEGF抗体であるベバシズマブ(商品名アバスチン)が標準化学療法との併用で効果があると知られています。特にKRAS遺伝子野生型の転移性大腸がんには,抗EGFR抗体がベバシズマブより効果的であることが報告されています。また,標準治療に奏効しなくなった転移性大腸がん患者の2次以降の治療としてレゴラフェニブが効果的であることが報告されています。Annals of Oncology誌のオンライン版に,標準化学療法投与にかかわらず増悪したKRASエクソン2野生型の転移性大腸がん患者を対象に,レゴラフェニブとセツキシマブの逐次投与した群とセツキシマブとレゴラフェニブの逐次投与した群の効果を比較したランダム化比較第II相試験(REVERCE試験)結果が掲載されています。

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