がん臨床研究情報

 [更新日:2019年4月10日]

 我が国では,胃がんの術後補助療法としては,S-1(商品名ティーエスワン)が標準と考えられています。最近,欧米では,進行胃がんや周術期胃がんに対してドセタキセルの有効性が報告されています。Journal of Clinical Oncology誌に病理学的III期胃がんでR0切除を行った後の術後補助療法として,ドセタキセルとS-1併用群とS-1単独群の効果を比較するランダム化比較第III相試験(JACCORO GC-07試験)の中間解析結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年4月8日]

 CD-20陽性の進行がインドレント非ホジキンリンパ腫またはマントル細胞リンパ腫患者を対象にベンダムスチン(商品名トレアキシン)とリツキシマブ(商品名リツキサン)併用のBR療法とリツキシマブ,シクロホスファミド,ドキソルビシン,ビンクリスチン,プレドニゾン併用のR-CHOP療法またはリツキシマブ,シクロホスファミド,ビンクリスチン,プレドニゾン併用のR-CVP療法の効果を比較したランダム化比較第III相試験(BRIGHT試験)が報告されています。Journal of Clinical Oncology誌にその試験の長期追跡結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年4月5日]

 フルベストラント(商品名フェソロデックス)は,Selective Estrogen Receptor downregulator(SERD)として知られる抗エストロゲン薬で,問題点が幾つか認められましたが,閉経後乳がんの1次療法として,アナストロゾール(商品名アリミデックス)とフルベストラント(商品名フェソロデックス)併用群がアナストロゾール単独群に比較して,無増悪生存期間や全生存期間を有意に改善することが報告されています。New England Journal of Medicine誌に,この試験の追跡結果が報告されています。

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 [更新日:2019年4月3日]

 糖鎖改変型タイプII抗CD20モノクローナル抗体としてオビヌツズマブ(商品名ガザイバ)が開発され,CD-20陽性濾胞性リンパ腫に対する1次療法として,標準化学療法にリツキシマブ併用する群とオビヌツズマブ併用群の効果を比較するランダム化比較第III相試験(GALLIUM試験)で,オビヌツズマブ併用群,リツキシマブ併用群に比較して,有意に無増悪生存期間が良好であることが認められています。Journal of Clinical Oncology誌に有効性や安全性に対する化学療法の影響を検討した報告が掲載されています。

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 [更新日:2019年4月2日]

 多発性骨髄腫に対しては,プロテアソーム阻害剤であるボルテゾミブ(商品名ベルケイド),カルフィルゾミブ,免疫調整剤と言われるサリドマイド(商品名サレド),レナリドミド(商品名レブラミド),ヒストン脱アセチル酵素阻害剤のパノビノスタット(商品名ファリーダック)の有効性が知られています。また,再発または難治性の多発性骨髄腫患者を対象として,リンパ球活性化のシグナル分子F7(SLAMF7)を標的とする免疫刺激モノクロナル抗体エロツズマブ(商品名エムプリシティ),レナリドミドとデキサメタゾンとの併用効果を評価するランダム化比較第III相試験(ELOQUENT-2試験)結果が報告されています。Cancer誌にその試験の追跡調査結果が掲載されています。

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