がん臨床研究情報

 [更新日:2019年9月26日]

 導入化学療法で増悪が認められない扁平上皮がんを除く進行非小細胞肺がんの維持療法として,ペメトレキセド(商品名アリムタ),ベバシズマブ(商品名アバスチン)やペメトレキセドとベバシズマブの併用による維持療法が効果的であることが報告されています。Journal of Clincal Oncology誌に,ペメトレキセド,ベバシズマブやペメトレキセドとベバシズマブの併用による維持療法の効果を評価し,最適な維持療法を決めるためのランダム化比較第III相試験(ECOG-ACRIN 5508試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年9月25日]

 PARP阻害薬は,生殖細胞系BRCA 遺伝子変異陽性(gBRCA変異)進行卵巣がんの治療薬として評価されており,BRCA 変異および相同組換え(HD)状況別にニラパリブ維持療法の効果を検証したNOVA 試験では,ニラパリブはBRCA 変異やHR 関連遺伝子・蛋白に異常が生じた状態(HRD:HR Deficiency)の有無にかかわらず無増悪生存期間を延長することが認められています。Lancet Oncology誌に,プラチナ感受性の再発卵巣がん患者を対象として,ベバシズマブ(商品名アバスチン)とPARP阻害薬であるニラバリブの併用群とニラパリブ単独群の効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第II相試験(NSGO-AVANOVA2/ENGOT-ov24試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年9月24日]

 高齢の乳がん患者に対する標準術後療法に関しては,議論が多く,いまだ明確な結論が得られていないようです。Journal of Clinical Oncology誌に,65歳以上の初期乳がん患者の術後化学療法として,シクロホスファミド,メトトレキサート45-FU併用のCMF療法またはドキソルビシ,シクロホスファミ併用のAC療法による標準化学療法群とカペシタビン単独投与群の効果を比較したオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(CALGB 49907試験)の10年追跡結果が掲載されています。

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 [更新日:2019年9月22日]

 ホスファチジルイノシトール-3-キナーゼ(PI3K)経路の活性化は内分泌療法の耐性機序の大きな要因と考えられています。Lancet Oncology誌のオンライン版に,エストロゲン受容体陽性/HER2陰性,切除可能I-III期乳がん患者を対象に,術前療法としてレトロゾール(商品名フェマーラ)とPI3K-βイソフォームを阻害作用を示すタセリシブの併用群とレトロゾールとプラセボとの併用群を比較するオープンラベル,ランダム化比較第II相試験(LORELEI試験)結果が報告されています。

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 [更新日:2019年9月21日]

 乳がんの化学療法にはアンスラサイクリン製剤の併用によるものが多くなっていますが,種々の理由でアンスラサイクリン製剤が投与できない患者もみられます。Journal of Clinical Oncology誌に乳がんの術後補助化学療法として,エピルビシンとシクロホスファミド併用のEC療法4サイクル後にドセタキセル4サイクル投与する群(EC-T療法)とシクロホスファミドとドセタキセル併用のTC療法の効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(WSG PlanB試験)結果が掲載されています。

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