がん臨床研究情報

 [更新日:2018年5月18日]

  HER2陽性,ホルモン受容体陽性乳がんにはホルモン療法と抗HER2療法が効果的であることが知られています。Journal of Clinical Oncology誌に,これまでホルモン療法を行い化学療法と術前療法または1次療法のトラスズマブ(商品名ハーセプチン)を併用にも関わらず増悪を認めたHER2陽性,ホルモン受容体陽性転移性乳がん患者を対象に,アロマターゼ阻害薬に併用する抗HER2療法として,トラスツズマブ単独投与群を比較対照群にして,ラパチニブ(商品名タイケルブ)とトラスツズマブ併用投与群,ラパチニブ単独投与群とラパチニブ単独投与群の効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(ALTERNATIVE試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年5月17日]

 抗EGFR製剤は有害反応として,ざ瘡様皮疹があります。また,多くの化学療法剤は好中球減少などの有害事象が知られ,それらの有害事象が出現した例により効果的であることも知られています。免疫チェックポイント阻害薬は,免疫抑制を改善する作用を有するため,免疫学的有害事象などが報告されています。Journal of Thoracic Oncology誌に,ニボルマブ(商品名オプチーボ)を投与した非小細胞肺がん患者を対象に,投与開始2週後および6週後に認められた有害反応と無増悪生存期間の関連性を調べたプロスペクティブコホート試験結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年5月15日]

 乳がん患者では心臓血管疾患が主な死因となることが報告されていますが,長期生存や心臓事象と心臓血管のリスク要因との関連については報告が少ないと考えられます。Journal of Clincal Oncology誌のオンライン版に1999年から2011年にかけてSWOG(Southwest Oncology Group)で行われた試験に参加した乳がん患者を糖尿病,高血圧,高コレステロール血症,冠動脈疾患,肥満と生存期間の関連性を調べた研究報告が掲載されています。

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 [更新日:2018年5月11日]

 進行肝細胞がんに対してはソラフェニブ(商品名ネクサバール)が有効と評価され,レンバチニブ(商品名レンビマ)など他の分子標的治療薬の有効性も評価されています。また,イットリウム90(90Y)-微小球(マイクロスフェア)による放射線塞栓療法の有効性も報告されています。Journal Clincal Oncology誌のオンライン版に,切除不能進行肝細胞がん患者を対象に90Y-マイクロスフェアを用いた放射線塞栓療法とソラフェニブの効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年5月11日]

 日本人の進行卵巣がんに対して,カルボプラチンに併用するパクリタキセルは3週毎の投与よりも週1回投与のdose-dense化学療法がより効果的であることは,日本のJCOG3016試験が示されています。しかし,3週毎のカルボプラチンにパクリタキセル週1回投与±ベバシズマブと3週毎投与±ベバシズマブの効果を比較するGOG-0262試験やカルボプラチン(AUC=6)とパクリタキセル(175mg/m2)の3週毎投与群とカルボプラチン(AUC=2)とパクリタキセル(60mg/m2)の週1回投与群の効果を比較するMITO-7試験では,必ずしも進行卵巣がんDose-dense化学療法が有効となっていません。Critical Review in Oncology/Hematology誌に,進行卵巣がんに対してdose-dense療法の効果を評価するメタ分析結果が掲載されています。

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