がん臨床研究情報

 [更新日:2017年4月28日]

 びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者の標準治療は,シクロホスファミド,ドキソルビシン,ビンクリスチン,プレドニゾンの併用化学療法にリツキシマブ(商品名リツキサン)併用したR-CHOP療法やリツキシマブとベンダムスチン(商品名トレアキシン)併用のB-R療法が知られています。J Clin Oncol誌のオンライン版に,R-CHOP療法で完全奏効(CR)または部分奏効(PR)が得られた高齢DLBCL患者の維持療法として,レナチドミド(商品名レブラミド)とプラセボを比較するプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験 (REMARC試験)結果が掲載されています。

...この先は閲覧許可があるユーザーしか読めません

 [更新日:2017年4月26日]

 HER2陽性乳がんに対しては,抗HER2抗体であるトラスズマブ(商品名ハーセプチン),HER2とHER3などのヘテロ二量体形成を抑制するペルツズマブ(商品名パージェタ)やトラスツズマブとチューブリン重合阻害剤であるエムタンシンを重合したトラスツズマブ-エムタンシン(T-DM1,商品名カドサイラ)などが臨床応用されています。Journal of Clinical Oncology誌のオンライン版にトラスツズマブを中心とする治療中または治療後に増悪したHER2陽性転移性乳がん患者を対象として,トラスツズマブとカペシタビン併用療法にペルツズマブを併用効果を評価するランダム化比較第III相試験(PHEREXA試験)結果が掲載されています。

...この先は閲覧許可があるユーザーしか読めません

 [更新日:2017年4月24日]

 プラチナ抵抗性進行卵巣がんに対して,化学療法にベバシズマブ(商品名アバスチン)との併用が有効であることがランダム化比較第III相試験(AURELIA試験)で報告されています。Annals of Ocology誌にその試験に参加した患者のプラチナ抵抗性状況(1次プラチナ抵抗性 vs 2次プラチナ抵抗性)と予後の関係を検討した試験結果が掲載されています。

...この先は閲覧許可があるユーザーしか読めません

 [更新日:2017年4月21日]

 カルチノイド腫瘍は,小腸やその他の消化管のホルモン産生細胞に発生し,セロトニン,ブラジキニン,ヒスタミン,プロスタグランジンなどのホルモン様物質を産生することが知られており,神経内分泌腫瘍(NET)はその一つと考えられていますが,治療選択肢は多くありません。Journal of Clinical Oncology誌のオンライン版に,進行神経内分泌腫瘍患者を対象に,オクトレオチド徐放性製剤(オクトレオチドLAR,製品名サンドスタチンLAR)と併用するベバシズマブ(庶品名アバスチン)とインターフェロンα-2b(IFNα-2b)の効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(SWOG S0518試験)結果が掲載されています。

...この先は閲覧許可があるユーザーしか読めません

 [更新日:2017年4月19日]

 経口フッ化ピリミジン製剤のカペシタビン(商品名ゼローダ)は,再発リスクが高い乳がん患者の術後補助療法として,ドセタキセルを含む化学療法にカペシタビンを併用することで無再発生存期間が延長することが報告されていましたが,その後の追跡調査で有意差は認められなくなりました。そのランダム化比較第III相試験(FinXX試験)の長期追跡調査結果とホルモン受容体/HER2状況別の解析結果がJAMA誌のオンライン版に掲載されています。

...この先は閲覧許可があるユーザーしか読めません