がん臨床研究情報

 [更新日:2017年7月26日]

 先日,がん疼痛におけるオピオイドによる便秘に対する末梢作用性μオピオイド受容体拮抗薬の一つであるナルデメジン(商品名スインプロイク)の有効性と有効投与量を設定するためのランダム化比較第IIb相試験結果を紹介しました。Lancet Gasteroentelorogy & Hepatology誌に,慢性非がん患者におけるオピオイド誘発便秘に対する2つのプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験(COMPOSE-1試験およびCOMPOSE-2試験)の結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年7月25日]

 昨年(2016年),Annals of Oncology誌にATP非競合性のMAPキナーゼ(MEK)1/2 の経口阻害薬であるセルメチニブとエルロチニブの併用効果を検討したランダム化比較第II相試験結果が掲載されていましたが,エルロチニブとセルメチニブ併用で,KRAS遺伝子野生型でもKRAS遺伝子変異を有する非小細胞肺がんでも,良好な併用効果は認められていません。JAMA誌にKRAS遺伝子変異を有する進行非小細胞肺がん患者を対象に,ドセタキセルとセルメチニブの併用群とドセタキセル単独の効果を比較するプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験(SELECT-1試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年7月23日]

 限局型小細胞肺がんには,同時化学放射線療法が標準治療と考えられていますが,至適な放射線療法に関しては,議論があるところです。Lancet Oncology誌のオンライン版に,限局型小細胞肺がん患者を対象として,同時化学放射線療法の放射線照射を1日2回行う群の効果が1日1回行う群に比較して優越性があるかどうかを検討するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(CONVERT試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年7月23日]

 血管新生阻害作用を示すマルチキナーゼ阻害薬ソラフェニブ(商品名ネクサバール)は進行肝細胞がん患者の生存期間を改善することが報告されています。経動脈化学塞栓療法(TACE)は,Child 分類 A,Bの,手術不能でかつ穿刺局所療法の対象とならない多血性肝細胞癌に対する治療法として推奨されています。Lancet Gastroentelogy & Hepatology誌に,肝臟に限局する非切除進行肝細胞がん患者を対象として,TACE療法とソラフェニブの併用効果を評価するプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験 (TACE 2試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年7月14日]

 ソマトスタチン誘導体で知られるオクトレオチド(商品名サンドスタチン)の徐放製剤であオクトレオチドLARは中腸神経内分泌腫瘍患者に対する有効性が報告され,ランダム化比較第III相試験(RADIANT-2試験)で,境界領域ですがmTOR阻害薬のエベロリムス(商品名アフィニトール)併用群の無増悪生存期間が有意に良好であることが報告されています。Annals of Oncology誌にRADIANT-2試験の全生存期間に対する効果と主な安全性に関する報告が記載されています。

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