がん臨床研究情報

 [更新日:2018年12月18日]

 転移性大腸がんに対しては,セツキシマブ(商品名アービタックス)やパニツヌマブ(商品名ベクティビックス)などの抗EGFR抗体や抗VEGF抗体であるベバシズマブ(商品名アバスチン)が標準化学療法との併用で効果があると知られています。特にKRAS遺伝子野生型の転移性大腸がんには,抗EGFR抗体がベバシズマブより効果的であることが報告されています。また,標準治療に奏効しなくなった転移性大腸がん患者の2次以降の治療としてレゴラフェニブが効果的であることが報告されています。Annals of Oncology誌のオンライン版に,標準化学療法投与にかかわらず増悪したKRASエクソン2野生型の転移性大腸がん患者を対象に,レゴラフェニブとセツキシマブの逐次投与した群とセツキシマブとレゴラフェニブの逐次投与した群の効果を比較したランダム化比較第II相試験(REVERCE試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年12月17日]

 大腸がんに関しては,原発腫瘍部位により予後が異なり,抗EGFR抗体では原発部位が左側にある例に効果的であることが知られています。British Journal of Cancer誌に,イリノテカン,5-FU/ホリナートとベバシズマブとの併用効果を評価したAVF2107g試験,オキサリプラチン,5-FU/ホリナート併用のFOLFOX4療法とカペシタビンの非劣性とベバシズマブの効果を検討した2×2デザインによるNO16966試験に参加した大腸がん患者を用いて転移性大腸がん対するベバシズマブ(商品名アバスチン)と化学療法併用の効果と原発腫瘍部位の関連性について検討した研究結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年12月11日]

 転移性大腸がんに対しては,5-FU/ホリナートにオキサリプラチンを併用するFOLFOX療法やイリノテカンを併用するFOLFIRI療法が標準と考えられ,5-FU/ホリナートはS-1(商品名ティーエスワン)やカペシタビン(商品名ゼローダ)を併用するSOX療法,CapeOX療法,IRIS療法などの有効性が報告されています。Journal of Clinical Oncology誌のオンライン版に,転移性大腸がんの1次療法として,最初にカペシタビンなどのフッ化ピリミジン製剤(FP)とベバシズマブ(BEV,商品名アバスチン)の併用を行い最初の増悪が認められたらイリノテカンIIRI)を併用する群(A群)と最初からFP+IRI+BEV併用群(B群)の効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(AIO KRK0110試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年12月10日]

 HER2陽性乳がんの術前/術後補助療法としてトラスツズマブが効果的であることが知られています。New England Journal of Medicine誌のオンライン版に,タキサン製剤とトラスツズマブ併用による術前補助療法後に残存腫瘍を認めたHER2陽性乳がん患者を対象に,術後補助療法として,トラスツズマブ-エムタンシン(T-DM1,商品名カドサイラ)とトラスツズマブの効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(KATHERINE試験)の結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年12月4日]

 テストステロン合成に関与するCYP17A1の選択的阻害薬であるアビラテロン(商品名ザイティガ)は,転移性去勢感受性前立腺がん患者を対象として,アビラテロンとプレドニゾンとアンドロゲン枯渇療法を併用する1次療法の効果を評価する,プラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験(LATITUDE試験)の結果が報告されています。Japanese Journal of Clinical Oncology誌に,この試験に参加した日本人のサブグループ解析結果が掲載されています。

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