がん臨床研究情報

 [更新日:2017年11月20日]

 免疫チェックポイント阻害剤であるニボルマブ(商品名オプジーボ)は扁平上皮非小細胞肺がんに対する2次療法(CheckMate 017試験),非扁平上皮非小細胞肺がんに対する2次療法(CheckMate 057試験)として有効であることが報告されていますが,追跡期間は必ずしも十分ではありませんでした。Journal of Clinical Oncology誌のオンライン版に,この2つの試験の追跡調査結果と二つの試験の統合解析結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年11月17日]

 セロトニン-ノルエピネリン再取り込み阻害作用(SNRI)を有する抗うつ薬デュロキセチン(商品名サインバルタ)は,化学療法,とくにプラチナ製剤による有痛性末梢神経障害を改善することが報告されています。ホルモン受容体陽性閉経後乳がん患者には,5年間のアロマターゼ阻害薬の投与が勧められていますが,関節痛などの筋骨格症状(AIMSS)が問題になることがあります。Journal of Clinical Oncology誌のオンライン版にアロマターゼ阻害薬投与により発生した,または悪化した関節痛が認められるアロマターゼ投与閉経後初期乳がん患者を対象に,デュロキセチンの疼痛改善効果を評価するプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第III相試験結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年11月15日]

 HER2陽性初期乳がんには,トラスツズマブ(商品名ハーセプチン)の6ヵ月投与よりは1年間投与が効果的で,年間投与と2年間投与に効果に差が認められないことから,HER2陽性初期乳がんにはトラスツズマブの1年間併用投与が推奨されています。トラスツズマブを中心とする初期乳がんに対する術後補助療法終了1年間後にHER1/HER3/HER4の不可逆的なチロシンキナーゼ阻害薬であるネラチニブを1年間追加投与の効果を評価するランダム化第III相試験 (ExteNET試験) でネラチニブ投与群はプラセボ群に比較して有意に無病生存期間が改善することが報告されています。Lancet Oncology誌のオンライン版に,その試験の5年追跡結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年11月13日]

 抗VEGF抗体のベバシズマブ(商品名アバスチン)は多くの進行がんに有効と報告されています。しかし,術後補助化学療法との併用はあまり芳しいものは報告されていません。Lancet Oncology誌のオンライン版に初期非小細胞肺がんに対する術後補助化学療法とベバシズマブの併用効果を評価するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(E1505試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2017年11月10日]

 非小細胞肺がんの1次化学療法はプラチナ製剤を含む2剤併用療法や活性型EGFR遺伝子変異が認められる場合には,ゲフィチニブ(商品名イレッサ)やエルロチニブ(商品名タルセバ)などのEGFRチロシンキナーゼ阻害薬,ALK遺伝子転座陽性にはクリゾチニブ(商品名ザーコリ)などの投与が標準となっており,2次療法としては,ドセタキセルやペメトレキセド(商品名アリムタ)など1次療法で使用されなかった薬剤が投与されることになります。Annals of Oncology誌に進行非小細胞肺がん患者に対する2次または3次療法として,S-1(商品名ティーエスワン)とドセタキセルの非劣性を検証するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(East Asia S-1試験)結果が掲載されています。

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