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がん臨床研究情報

 [更新日:2018年2月16日]

 進行卵巣がんに対しては,プラチナ製剤とパクリタキセル週1回投与と血管新生阻害活性を有するベバシズマブの併用が効果的であることが報告されていますが,VEGF受容体などのマルチターゲットチロシンキナーゼ阻害薬として知られるパゾパニブ(商品名ヴォトリエント)に関しては,いまだ十分なエビデンスがあるという状態ではないと思います。JAMA Oncology誌のオンライン版に難治性または再発卵巣がん患者を対象として,パクリタキセル週1回投与とパゾパニブの併用効果を評価するプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較第IIb試験結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年2月15日]

 子宮体がんは一般に予後良好と知られていますが,類内膜腺癌G3 で筋層浸潤1/2 以上,漿液性腺癌,明細胞腺癌で筋層浸潤あり,付属器・漿膜・基靭帯進展あり,子宮頸部間質浸潤あり,腟壁浸潤あり,骨盤あるいは傍大動脈リンパ節転移あり,膀胱・直腸浸潤あり,腹腔内播種あり,遠隔転移ありの例は術後再発リスクが高いと考えられています。Lancet Oncology誌のオンライン版に高リスク子宮体がんに対して放射線療法期間中および照射後に補助化学療法を行う群と放射線療法単独群の効果比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(PORTEC-3試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年2月9日]

 III期大腸がんの標準術後化学療法は5-FUとホリナート併用療法,UFTとホリナート併用療法,5-FU,ホリナート,オキサリプラチン併用のFOLFOX療法,カペシタビン(商品名ゼローダ)単独投与,S-1(商品名ティーエスワン)単独投与などが推奨されています。Lancet Gastroenterology & Hepatology誌に,III期大腸がんの術後化学療法としてのS-1単独投与のカペシタビン単独投与に対する非劣性を評価するオープンラベル,ランダム化第III相試験(JCOG0910試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年2月7日]

 転移性大腸がんに対する導入化学療法後の化学療法を行わない時期にベバシズマブ(商品名アバスチン)維持療法の効果に関しては,いまだ結論は出ていないようです。Journal of Clinical Oncology誌のオンライン版に5-FU,ホリナート,イリノテカン併用のFOLFIRI療法による導入化学療法後の化学療法を行わない時期にベバシズマブ単独維持療法を行う群と治療を行わない群の効果を比較するオープンラベル,ランダム化比較第III相試験(PRODIGE9試験)結果が掲載されています。

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 [更新日:2018年2月6日]

 シスプラチンは種々のがん種に効果的な薬剤として知られていますが,悪心・嘔吐,腎障害などの有害反応もあり,重篤な有害反応に難聴などの聴力障害もあることが知られています。チオ硫酸ナトリウムは基礎研究で,シスプラチンの抗腫瘍性を損なわず,シスプラチンによる聴力障害を予防することが認められているようです。Lancet Oncology誌に,シスプラチンを含む化学療法を行う1歳から18歳の患者を対象に,シスプラチンによる聴力障害のチオ硫酸ナトリウムによる予防効果を評価するランダム化比較第III相試験(ACCL0431試験)結果が掲載されています。

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