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がん臨床研究情報

[更新日:2012年5月18日]
 進行大腸がんの化学療法として,5-FUとホリナート併用静脈内投与とカペシタビン(商品名ゼローダ)投与の効果は,オキサリプラチンの併用にかかわらず同等との報告があります。Lancet Oncology誌のオンライン版に,局所進行直腸がん患者の周術期の化学放射線療法(術前化学放射線療法,術後化学放射線療法)の放射線に併用するフッ化ピリミジン製剤として,5-FU静脈内投与群とカペシタビン経口投与群の効果を比較するランダム化比較試験結果が報告されています。

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[更新日:2012年5月16日]
 EGFRチロシンキナーゼ阻害薬であるゲフィチニブ(商品名イレッサ)やエルロチニブ(商品名タルセバ)は,活性型EGFR遺伝子変異を有する非小細胞肺がんの1次療法では,標準化学療法よりも無増悪生存期間が有意に良好であることが示され,各国のガイドラインで,EGFR遺伝子変異がある非小細胞肺がん患者には,EGFRチロシンキナーゼ阻害薬が推奨されるようになりました。Oncologist誌のオンライン版に,日本で行われた,EGFR遺伝子変異を有する進行非小細胞肺がんを対象とする,ゲフィチニブと標準化学療法であるカルボプラチンとパクリタキセル併用化学療法とのランダム化比較試験(NEJ002試験)における患者QOLに対する影響を検討した研究論文が掲載されています。

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[更新日:2012年5月14日]
 進行胃がんに対する1次療法として,シスプラチンとカペシタビン(経口摂取不能であれば5-FU)併用の化学療法に併用するプラセボ群とベバシズマブ群の効果を評価した,プラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較試験(AVAGAST試験)結果が報告され,主要評価項目である全生存期間には,両群に有意差が認められず,副次的評価項目である無増悪生存期間や奏効率は,ベバシズマブ併用群が有意に良好であることが認められています。Journal of Clinical Oncology誌のオンライン版に,この試験に対象例で末梢血,腫瘍組織の血管新生マーカーを測定し得た例を用いて,血管新生マーカーと効果の関連性を検討した研究報告が掲載されています。

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[更新日:2012年5月11日]
 非小細胞肺がんの2次療法として,エルロチニブが推奨されています。Journal of Clinical Oncology誌のオンライン版に,これまで治療を受けた経験がある進行非小細胞肺がん患者を対象として,エルロチニブとVEGFRなどのキナーゼ阻害薬であるスニチニブ併用群の効果を評価したプラセボ比較,二重盲検,ランダム化比較試験結果が掲載されています。

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[2012年5月9日]
 アンスラサイクリン製剤は,小児がんを含め,種々のがん種の標準治療の一つとして組み込まれていますが,心筋障害が問題になり,累積投与量が制限され,小児の場合には成人になってから,心臓障害を来す例もあることが報告されています。Journal of Clinical Oncology誌に,アンスラサイクリンの投与を受けたことがある小児がん経験者の心筋障害とアンスラサイクリンの代謝酵素であるカルボニル還元酵素(CBR)の遺伝子多型の関連性を検討した研究論文が掲載されています。

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