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進展型小細胞肺がんには,シスプラチンとイリノテカン併用またはエトポシド併用が効果的か?

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 [更新日:2019年4月24日]

 進展型小細胞肺がん患者の1次療法として,世界的にはシスプラチンとエトポシド併用群(EP群)が標準とされていましたが,日本で行われたシスプラチンとイリノテカン併用群(IP群)の全生存期間がシスプラチンとエトポシド併用群に比較して有意に良好であることが示されました。しかし,この結果を北米で追試したSWOG S0124試験では,進展型小細胞肺がんに対して,IP療法が有意に全生存期間が優れているということが,北米で確認されませんでした。その理由として,日本で行われた試験では,全生存期間に有意差(P<0.001)が認められたためにデータモニター委員会の推奨に従って試験を早期に中止していることが関連する可能性があること,J9511試験では患者背景因子がIP群が有利になっていること,また,米国と日本での人種差も影響していると考えられています。Cancer Research and Treatment誌に韓国の進展型小細胞肺がん患者の1次療法として,EP群とIP群の効果を比較したランダム化比較第III相試験結果が報告されています。

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